キャバクラにはたくさんの楽しみがございます。その中でも格別なものを1つ挙げるとするならば、同伴でございましょうか。本来店内でしか接することができない筈のキャバ嬢と、店外の店で食事を共にできる特別な時間です。
そう、まさに同伴は選ばれた客のみに許された、最高の栄誉でございます。そしてキャバ嬢とっても、客からの同伴の申し出は本来嬉しいイベントの筈でございます。同伴は自分の売上や成績に大きく関わることだからです。
しかし同伴時には、特有の常識がございます。この常識から逸脱した行動を取ってしまった場合、どれだけ意中のキャバ嬢に入れあげて同伴のお誘いをしても、当のキャバ嬢からは嫌な顔をされてしまったり、最悪拒否されてしまうこともありえるのです。そうした残念な客にならず、むしろ同伴時の立ち居振る舞いで、「このお客さんは素敵なお客さん」と思わせる男になりたいものでございます。
ですのでこの記事では、誰にでもできる同伴を成功させるためのテクニックを伝授致したいと思った次第です。私敏郎が培ってまいりました、経験から導き出したキャバ嬢を唸らせる同伴テクニックをご紹介致しましょう。
キャバクラの同伴とは何ぞや!?
まず同伴についてご説明致しましょう。正式には同伴出勤と言いまして、出勤前にキャバ嬢と待ち合わせをし、1〜2時間程度共に食事をしてから一緒にお店に遊びに行くことでございます。キャバ嬢にとっては、開店と同時に出勤ができる上に、その日は必ず売上を上げられることが確定致しますので、大変嬉しいイベントです。同伴ノルマがあるお店に勤めているキャバ嬢にとっては、その喜びもひとしおでございましょう。
そして客にとっては、店外でキャバ嬢と時間を共にすることができますので、その間はキャバ嬢を独占することができ、より深い関係性を築くことができる大きなチャンスでございます。また懇意のキャバ嬢と連れ立って、行きつけのキャバクラの扉をくぐるのは、えも言われぬ快感です。まさにキャバクラ遊びにおけるステータスの1つでございます。
同伴ではあくまで「同伴」、「デート」と勘違いしない
ですが冒頭でも申し上げました通り、同伴にもマナーというものがあり、気をつけるべきポイントがいくつもあるのです。このマナーを守れない客は、「同伴を誘ってくれる(受けてくれる)ありがたい客」ではなく、「同伴には誘われたくない迷惑な客」となってしまいます。まず大前提として、同伴はデートではございません。
客にとって、店外でのキャバ嬢との逢瀬はプライベートですが、キャバ嬢にとっては仕事でございます。お店のルールに則って客に提供するサービスの一環なのでございます。ここの認識がずれていると、折角の特別な時間も、キャバ嬢にとっては勿論、客にとっても無益で無味乾燥とした時間となってしまうのです。
同伴を楽しむコツは、適度な距離感と気遣いでございます。ただの客とキャバ嬢という関係から、同伴に誘うこともできる少し近い距離感の客にステップアップできた、という事実を楽しみましょう。
同伴する際の食事はキャバ嬢を気遣うことが大切
同伴の際はキャバ嬢と食事を楽しむことになるのですが、そのお店選びは大変重要なポイントでございます。ここでお店選びを間違ってしまうと、楽しいはずの時間が一気に気まずいものとなってしまうことでございましょう。以下では、私敏郎がお店選びの際に気を使っているポイントについてご紹介致します。
お店から近いロケーションを選択する
まず覚えておいていただきたいポイントは距離でございます。キャバ嬢が勤めているお店に近いロケーションで、食事をするよう心がけて下さい。食事後はそのまま出勤することになりますので、移動の負担は少ない方がよろしいでしょう。
どうしても行きたいレストランがあり、多少距離があるのであれば、移動には必ずタクシーを利用し、多少早めに食事を切り上げるよう心遣いをなさって下さい。できる限りお店から近いレストランを確保しておかれる方がよろしいでしょう。
臭いのきついものは避ける
先ほども申し上げましたが、キャバ嬢は同伴後出勤致します。ですので、その後の仕事に差し支えが出るような、臭いのきついメニューを選ぶことはお控え下さい。ニンニクや生のタマネギがたっぷり入った食事は、口臭に多大なる影響を及ぼします。また焼肉のように髪や洋服、持ち物に臭いがつくようなメニューも避けられたほうがよろしいでしょう。
食べさせ過ぎない、飲ませ過ぎない
キャバ嬢に楽しく過ごしてもらおうと、とにかく食事を勧め過ぎるのもNGでございます。キャバ嬢をあまり満腹にさせてしまうと、彼女たちの収入源でもある、営業時間中のドリンクが入らなくなってしまうからです。これではキャバ嬢の営業妨害をしているようなものでございます。
また飲ませすぎるのもお避け下さい。お酒を飲ませ過ぎると、流石のキャバ嬢も酔っ払ってしまいます。当然その後の出勤に差し障りますし、客側にもそこはかとない下心が湧いてしまうものです。
キャバ嬢のリクエストを聞く
またお店選びに悩むようでしたら、素直にキャバ嬢のリクエストを聞くようにしましょう。男側の心理としては、キャバ嬢にステータスを感じさせるお店をチョイスしたい気持ちが出てきてしまうものですが、キャバ嬢側にも体質的に食べられないものがあったり、食事の好みがあるものでございます。
また、相手のリクエストをピックアップすることで、さりげない優しさや気遣いをアピールできるとお考え下さい。自分1人で空回りするよりも、キャバ嬢側からのポイントが高くなることも往々にしてございます。
キャバクラには罰金制度があるので、同伴では必ず時間を守る
同伴中の食事は大変楽しく、気がつけばもう出勤の時間、ということも珍しくはございません。このまま更なる甘美な時間を楽しみたいと考えてしまうのも、男性としては致し方のないことでございましょう。しかしここはグッと堪え、逢瀬の続きはお店で行うようにお願い申し上げます。
キャバクラには罰金制度がございます故、あまりに長く引き止めることは、お気に入りのキャバ嬢の営業妨害となってしまうのです。同伴は、あくまでもキャバクラのルールの中で行なっているものということを忘れず、節度を保った行動を取ることをお勧めする次第でございます。